ドラッガーが使った単語は、”integrity”、英英辞典で調べると、「信じていることに関する誠実さと強さの質」ということだそうです。
今度は、日本語の”真摯さ”の意味を国語辞典でひいてみます。すると、「まじめで熱心なこと。また、そのさま。」とあります。
『真摯さ』という言葉は、その真の意味を別の言葉に出来ないのだと思います。正しく説明もできません。
でも、言葉にできなくてもなんとなく理解できている人は多いはずです。
そして、そのうえで、この社会の中で仕事をしていくなら、真摯でありたい。自分の業務に誠実でありたい。と思っている人も少なくないのではないでしょうか。
こうした考え方は、現代の資本主義社会には合わず、バカにされることもあるかもしれませんが、私は間違っていないと思います。
かの内村鑑三さんは言いました。
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人もし全世界を得るとも其霊魂を失はば何の益あらんや。人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するにあり。
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煩悩を捨て去ることもできませんし、金銭もそれなりには必要でしょう。でも、何かを判断するとき、自身の中で大切にしている価値観があるのであれば、その品性に耳をより傾けてみても良いのではないでしょうか。
今日の一問
あなたにとって、真摯さとは何ですか?