夏目漱石が、「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したのは、有名な話です。
二葉亭四迷が、「yours」を「死んでもいいわ」と訳したのも有名な話だと思います。
直接的に言わないのが、日本の文化であり、現代のグローバル社会においては、良くないコミュニケーションとされることもあります。
でも、私は非常に素敵だと思います。恋愛以外の分野においてもです。
こうした高尚な言葉のやり取りは、高い教養とそのときの状況や相手の心理を読み解く力が問われ、
これは、「笑い」を作るという点でも非常に役立つものだと思います。
直接的な言い回しをすると言われる、アメリカでさえ、コメディを見ると、遠回しな言い方を多用しますよね。
この能力は、どの文化でも、どんな相手にも役立つものであると思えます。
一朝一夕で身につくものではありません。高い教養の先にたどり着く、こうした表現を、
意識的に使ってみてはどうでしょうか。
今日の一問
比喩的な表現は得意ですか?